update info and daily memo ク ラ フ ト マ ン シ ッ プ 2000 / Aug. 〜 Sep. |
8.19/2000 | ■ ぼくのなつやすみ |
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◆夏休みなのでものすごくひさしぶりにアプレットを作ってみました。sandboxに#8 wireを追加。例によって瞬間芸アプレットなので3秒くらい楽しんでいただければ幸いです。 |
▼8月16日
帰省して遊びに行ってみると、イトウ先輩の弟のユイ君が、ミスタードリラーをやったことがないということだったんで、MCDさんがドリームキャスト版を持ってきてみんなでプレイしました。はじめてだけあってどうにも掘りが危なっかしいユイ君に、先輩ドリラーとして横からいろいろと役に立たないアドバイスをしているうちに、ミスタードリラーというゲームをプレイする感覚がどういうのなのか、ようやく説明できる気がしたのでした。僕はそれをどう説明したものか前から考えていたのです。
今ならまだかすかに思い出すことができるのですけど、プレイしはじめてしばらくのうち、ミスタードリラーというゲームを、僕はかなり「こわいゲーム」だと感じていたのです。もちろんその「こわい」というのは、バイオハザードのようなゲームを指して言うのとは違って、「自分のしていることが本当に正しいのかどうかよくわからない」というたぐいの「こわさ」です。たとえば、ブロックを掘って消すと、その空間に向かってブロックの雪崩が起き、その結果さらにブロックが消滅し、雪崩が起き、消滅し…といういわゆる「連鎖」が、このゲームのプレイにはついてまわるのですけど、初心者ドリラーの僕は、ぎっちり詰まったブロックの地層にそのような予想外の「連鎖」を予感してしまってどうも冷静になれなかったのだろうと思います。そういうとき僕は多くの場合、まったく何の考えもないまま最寄のブロックを掘ってしまい、それによってたとえば自分の真上のブロックがぐらぐら揺れだしたりすれば、それによって自分が何をすればいいのかにようやく気づくのです。しばらくは何度プレイしてもそんな感じであったと記憶しています。
「免許取った後の車の運転に似てるんだよね」と僕はユイ君に説明しました(とはいえユイ君は高校生ですからこの例えはちっとも的を得ていません)。しばらくのうちは「これでホントに大丈夫なのかなあ?」と不安で仕方がないのですが、おっかなびっくりを繰り返しているうちに「あ、これはたいていは大丈夫なんだな」という気分が定着していく、という感じです。要するに「慣れる」ということなんですけど、当然ながら「慣れる」というのは「上達する」のとは違うのです。
つまり、それがミスタードリラーをプレイする感覚ではないか、と思うのですね。「上達する」のではなくて、「慣れる」ゲームなのです、たぶん。
▼8月18日
MCDさんなどには「それは行かないほうがおもしろいんじゃない」とか言われましたが、そういうものでもなかろうと思い、閉園を4ヶ月後に控えた「ナムコワンダーエッグ3」に行きました。行ったことがなかったのです。
スタンプラリーで全てのアトラクションを回ったりしてフツーに遊んできたんですけど、あれですね、ギャラクシアン3なんかは8年以上前のゲーム(つか、アトラクション)になるんですが、わりといまさらな感じがなくて、ちゃんとスゲエ! って思えましたよ。あの花博のアレがココに! ていうか(そんな思い入れあるならもっと早く行けよ)。
あ、エッグとかたまごとかは玉川にちなんでるのね、というのに閉園前に気づけてよかったです。
▼8月20日
ワンダーエッグに続いてワンダーフェスティバルに行ったのでした(念のために言いますとワンダーフェスティバルというのは日本最大の個人造形物即売イベントで、要するに模型のコミケです)。
造形物というのは同人誌などにくらべるといろいろと芸があるというか、遊び心がたくさんあって楽しいのですね。いろいろありましたがROOMANIA#203のちびネジを作って売ってたのはなるほど! と思いました(写真撮るの忘れたのが残念です)。
9.12/2000 | ■ ドリルのちからで切り開け |
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◆ごぶさたです。think-routineに「#17 フリー・フォール」を追加。なんだかここんとこ論調がワンパターンですが、ご覧ください。 |
▼で、これは「慣れる」の話とどう関係があるの? ということなんですけど、ようするに今回の話で、僕が「慣れる」といった場合、「何に慣れるということか」というのがわかってもらえるといいなと思います。僕が「こわい」といった場合、「何がこわいということか」が、わかってもらえると思うのですが、どうでしょうか。
9.19/2000 | ■ 人類の95%は何らかの形で神を信じている |
▼詳細は省きますがいわゆる「よい機会」というのが訪れた気がしたので、Playstation2とDreamcastをまとめて購入しました。両手持ち。さすがに重くてかさばって恥ずかしかった。
あと恥ずかしいって言えば、PS2を荷物に持ちながらDVDを物色するのって、なんかすごく恥ずかしいですね。「ははあん、なるほどね」と思われてる気がする。
で、やはり正直に書いておくと、PS2で最初に起動したディスクはゲームではなくて、DVDvideoだったのでした(ごめんなさい)。ちなみにそれはさすがに「マトリックス」ではなく、安価にて購入したロバート・ゼメキス監督の「コンタクト」でありました。ほら、やっぱり、その、「宇宙空間と地球」ですから。
プレステ2時代のゲームサイトはやはりDVDの情報も扱うべきだと思いますので紹介しておきますと、映画「コンタクト」は(ご存知かと思いますが)今や自宅のパソコンでも盛んに行われておりますSETI(Search for Extra-Terrastrial Interigence)によってその存在が明らかとなった地球外生命体との交信/接触をめぐって、科学の精神と信仰の精神が交錯するという生粋のサイエンスフィクション映画であります。本編は150分ありますが、DVDには特典映像(特撮の解説とか。冒頭の地球から遠ざかり続けるCG長回しカットの話とかおもしろいですよ)がさらに40分収録されております。僕は1980円で購入しました。
もちろんゲームも買わなかったわけではなくて、いまさらながらもリッジレーサーVを買ってきました。ラインナップを眺めてみて、結局のところ僕がPlaystation2でプレイしたいゲームはこれだろうと思ったのでした。「映像がきれいなだけ」とか言われた本作ですが、あいかわらず僕は「リッジレーサーに飽きない人」なのでまったく問題がなく、気づくと「コンタクト」を観たのより長い時間プレイしているのであって、要するにそういうことではないか、と思いました。
ドリームキャストはまだ開けてません(笑うところではなく、単にその部屋にはすでにドリームキャストがあったので開ける必然性がなかったのでした)。
9.25/2000 | ■ ドット・コリジョン |
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◆毎度唐突ですがトップページを変えてみました。内容は特に変わっておりません。 ◆せっかくロゴ用のフォントをつくったのでこちらに置いておきます。素人フォントにありがちな3つの特徴(たいしたフォントじゃないのにファイルサイズが大きい(重い)、用途が極めて限られる、サイズが小さいとつぶれる)を有します。気になる方はどうぞ。(よくわからないですがマックとかでは使えないと思います。) |
▼先週末東京ビックサイトにて開催されてました「第38回アミューズメントマシンショー」に行ってきました。
AMショーというのに行くのははじめてで、しかも今回是非とも行きたいという考えがあったわけでもなく、単に足が向かったのがゲームショーではなかっただけの(くわしくいうと連れ立ったメンバーの一人が前日ゲームショーに行ってたので二度行ってもしかたなかろう、という)消極的な漫遊だったのですけれども、実際に行ってみると予想外に胸が躍ったのは、そういうのはすでにまったく忘れていたつもりであったのですけど、その、もうずいぶん昔からベーマガやファミ通やゲーメストでその特集記事を読んで毎度毎度胸を躍らせていた「アミューズメントマシンショー」というものが、かなり正確にそこにあった、ということだったのでした。それは単に発売前のゲームが展示されているということだけではなくて、プライズゲームがあり、メダルゲームがあり、さらには両替機の展示があり、ソフトクリームの自動販売機があり、プライズゲーム用景品の展示があり、という具合で、いわゆるアミューズメント産業の「ひとつにたばねられないところ」が、このショーをきちんと盛り上げているのですね(もちろんここでいう「盛り上がる」というのはイベントステージに有名人が登場するとか、イベント限定グッズが配布されるみたいなのではないですよ。そういうのもそれなりにはあったみたいですけど)。こういうのは僕は好きです。
あと今回、20世紀最後のAMショーのための企画展として、AM業界の立役者であったマシンをジュークボックスからアフターバーナー(ダブルクレイドルタイプ)まで並べたブースがありまして、このあたりに郷愁を感じる部分もあったやもしれませんね。このブースで久しぶりにナムコのサブマリン(念為:大きな潜望鏡が印象的なアップライト筐体のエレメカで、水平線に望む艦隊を魚雷で撃沈するゲームです。いわゆるディスプレイはなく、戦艦やその爆発をスクリーンへの投影によって大迫力(!)の海戦を表現しています)をプレイしたのですけど、このゲームバーチャルボーイでやりたかったなと思いました。
さてゲームのほうはといえば、なんかやたらとガンゲームが多くて選り好んでプレイしてたら腕がぱんぱんになりました。ナムコのニンジャアサルト(忍者を銃で倒すゲームです。それにしても、なんかナムコ! って感じのタイトル!)はコンティニューして先が観たい! という感じのゲームではやく発売されるといいなと。セガのデスクリムゾンOXはプレイしなかったのでよくわかりません。ただプレイしてもよくわからなかった可能性は高いと思います。
あと今回唯一事前に期待していたアーケード版リッジレーサーVなんですけど、ぶちゃけた感想を言うと、「PS2版のほうがアーケードゲームになっていた」と思ってしまいました。内容は変わってないふうなので印象の問題なんですけどね。
ところで強く印象に残ったのは「AMショーというのはセガの晴れ舞台なんだな」ということで、日頃いぢめられがちなセガ社の後光を拝みたく思う信者のかたはAMショーを是非とも見逃してはいけませんね。今回は「空飛ぶファイティングバイパーズ」とでも形容すべき(と言ったら友人には「そうかあ?」と言われたので僕はそう思いつづけることに決めました。「空飛ぶアウトランナーズ」でも意味に大差はないかもしれませんが)プラネットハリアーズがおもしろかったです。ゲーム中はとにかくお金を集めまくり、ショップでパーツ(と呼ぶべきでしょうね、アイテムというよりかは)を買い、極めつけはゲームオーバーではオパオパ(!)がプレイヤーを天に召すというゲームでありますので、これはあとははっきり言って音楽のデキが評価を分けるといっても過言ではないと思いますがどうでしょうか。残念ながらよく聴けませんでした。
まあそういった具合でした。AMショーは楽しいのでまた行きたいと思います。